パイプオルガンの美しい音色も聞ける美術館
中世の貴族の館が残る英国のコッツウオルズ地方。その田舎町の風景と那須高原の風景がどこか重なります。そんな石造りの貴族の館<マナーハウス>が似合う場所…那須高原。那須ステンドグラス美術館は、マナーハウスをモチーフに建物の資材をはじめ、工法まですべて本物にこだわって建てられています。美術館の敷地に足を踏み入れると、まるで日本にいることを忘れてしまうような雰囲気に包まれ、穏やかな時間が流れます。館内には、1800年代中心のアンティークステンドグラスが配され、セント・ラファエル礼拝堂の壁一面のステンドグラスは、その美しさに目を奪われるほどです。
ステンドグラスの優しい光とアロマの香り、美しい造形物、パイプオルガンやオルゴールの音色、那須のやわらかな風に包まれた空間で日常を忘れて、どうぞ、ゆったりとお過ごしください。
■施設紹介
バラ窓
ロマネスク時代に始まったバラ窓(円花窓・ローズ・ウィンドウ)はゴシック時代に引き継がれ、トレーサリーとして様々な形の模様が作られた。
このバラ窓のデザインはシャルトルの西バラ窓に代表される13世紀のプレート・トレーサリーの形に類している。
A.D.1893 イギリス
聖書の風景
イエスの生涯をステンドグラスで描いた作品。全体としてはゴシック様式を踏まえている。
A.D.1920 アメリカ
TWOエンジェル
那須ステンドグラス美術館のシンボルでもあるTWOエンジェル。ステンドグラス界の巨匠ともいうべきウィリアム・モリスが手掛けた作品である。
単純化され、二次元的な形態と色彩で構成されたオリジナリティーあふれる作風が印象的な一枚。
A.D.1900 イギリス
リチャード・リーのランプ
ステンドグラス美術館にはリチャード・リーのランプが多数展示されています。幻想的な世界へ誘ってくれる彼のランプは、展示室13を中心に2階のいたるところに展示してあります。ぜひご覧になってください。